X(旧Twitter) Proアカウントのメリット・デメリット|移行できる条件と注意点

2022年4月17日

管理人タク

こんにちはタクです。
この記事では、X運用歴4年の僕が新機能「X Proアカウント」についてレビュー解説していきたいと思います。

1、X(旧Twitter) Proとは

X Proアカウント(旧Twitter Pro)は2021年11月初旬頃よりXに導入された広くビジネスユーザー向けもしくはクリエイター向けとなるアカウント機能です。

通常アカウントからこのProアカウントに移行することで、下記に紹介する追加機能を利用できるようになります。利用料金は無料。

移行後は通常アカウントとの切り替えや、Proアカウント移行時に選択した「ビジネス」「クリエイター」アカウントの切り替えがいつでも可能です。

※使用画像は古い場合があります。

2、X Proアカウントに移行できる条件と移行方法

X Proアカウントに移行できる条件(資格要件など)は特別なものは特になく、下記のような信頼のおける1ユーザーとしての基本要件が成されていればOK。

  • 過去に規約違反等を繰り返していないこと。
  • プロフィール内容を全て設定していること。
  • 自分に関する信頼できる情報を表示していること。プロフィール写真は実写真の他イラスト等でもOKとされますが、動物やアニメキャラなどにしてると基本NG。

これによりアカウントメニュー下に、プロフェッショナルツール >「 X Pro」が表示されているはずです(下記画像参照)。

移行方法は簡単。「X Pro」をタップした後、自分に最適と思われるアカウントの種類(ビジネスアカウント or クリエイターアカウント)とカテゴリーを選択するだけです。

これにより、「X Proへようこそ」画面(上記画像参照)からProアカウントの各種設定ができるようになります。

参考: Xヘルプセンター>Proアカウントに関するポリシー

3、X Proアカウントのメリット

X Proのメリットはビジネスの成長に役立つ下記便利なツール機能を使えるようになることです。いずれも利用料金は無料。

  1. Proプロフィール(カテゴリー、プロフィールスポットライト等)の設定
  2. つながりを広げる
  3. クイックプロモート
  4. Xショッピング(導入予定)
  5. プロフェッショナルホーム(導入予定)

X Proは、ビジネスユーザーやクリエイター、アーティストの方、もしくは会社その他組織としてもっと存在感を高めていきたい方々におすすめです。

では各機能について詳しく見ていきましょう。各機能の設定や利用方法は下記に示す通りとても簡単で手間もかかりません。

1、Proプロフィール

Proプロフィールでは、通常アカウントのプロフィール記載内容にプラスして「カテゴリー」と「プロフィールスポットライト」を設定し表示させることができるようになります。用意されているカテゴリーは約1,000種類ほど。

設定場所は「X Proへようこそ」>「プロフィールをカスタマイズする」から、もしくは自身のアカウントページにある「プロフィールを編集」からも設定可能です。

Proプロフィールの設定では、まずアカウントの種類として「ビジネスアカウント(ブランド、小売店、組織向け)」か「クリエイターアカウント(有名人、アーティスト、インフルエンサー向け)」どちらかを選択します。

次に、自身のアカウントに適する「カテゴリー」を選択してプロフィールに表示できます。これは後からいつでも変更可能ですが、プロフィールの信頼面に影響するでしょうからあまり頻繁に変更するのは止めておいたほうが無難かと思います。

ちなみにこのカテゴリーは、モバイル端末からだと用意されてる約1,000種類全てのカテゴリーが一覧表示されますが、PCからの場合表示されるのはわずか33種類で、残りは中央にある検索窓から検索により見つける(表示させる)必要があるのでご注意くださいね。

また、Proプロフィール内にはビジネスの所在地、営業時間、アクセス(Googleマップ)、お問い合わせ先等を表示できる「プロフィールスポットライト」も現在設定可能となっています。

設定場所は「X Proへようこそ」>「プロフィールスポットライトを確認する」。

これを入れておくことで、潜在顧客がアクセスしてきた時に何らかのアクションをとることを促せます。実店舗をもってビジネスされている方々・組織には特に役立つ機能です。

▲Proプロフィール。カテゴリーとプロフィールスポットライトを設定し表示できます。

ちなみに僕の「ブロガー」カテゴリーのビジネス所在地をアカウント内に示してもあまり意味ありませんが、ここでは参考表示としてご容赦くださいませ(;^_^A

2、つながりを広げる

「つながりを広げる」機能では、スマホ端末に保存されている連絡先をツイッターと同期(アップロード)させます。

これにより、連絡先に含まれる他のXユーザーのアカウントがこちら側におすすめ表示されたり、逆に連絡先に含まれる他のXユーザー側にこちらのアカウントがおすすめ表示されたりします。

メールアドレスや電話番号で検索されることを許可しているアカウント(プライバシー設定)であれば、そうした連絡先情報で互いに探し出してフォローすることもできるようになります。

この機能により、知り合いのXアカウントを見つけやすくなります。設定は「X Proへようこそ」>「つながりを広げる」より可。

3、クイックプロモート

次にクイックプロモート。これは手軽に利用できるX広告です。この機能自体の利用料は無料ですが、広告費はもちろん有料です。

利用方法は簡単。まずProアカウントにすると自身のアカウントページにある投稿済みポストの下に出るようになる「プロモーションする」をクリックします。

そして広告対象にしたいユーザーの属性(年齢範囲・性別)や予算など各種広告設定をするだけです。これにより対象ユーザーのタイムラインに、設定したポストによる広告が表示されるようになります。

また、「X Proへようこそ」>「ポストをプロモーションする」からクイックプロモート用のツイート選択ページにアクセスして広告設定することもできます。

4、Xショッピング(旧Twitterショッピング・導入予定)

次にXショッピング。これは2021年7月より米国でパイロット運用が開始されているお買い物機能で、日本では2022年後半現時点でまだ未導入です。米国iOS版X機能名「Shop Module」に当たります。

この機能により、Xユーザーは企業等の商品をX上で直接購入することが可能になります。早く日本でも使えるようになってほしいですね。

5、プロフェッショナルホーム(導入予定)

最後にプロフェッショナルホーム。これも今後導入予定の機能とされています。Twitter Japanの発表によれば、商品プロモーションの状況を確認できるツールということです。今後導入されるXショッピングに付随する機能と思われます。

6、その他

X Proメニューの中には「トピックを選んでフォローする」もありますが、トピックのフォローは通常アカウントにも開放されている機能です。

選べるトピックの種類や数も見たところ通常アカウントと変わりありません。ここでは一応その他機能として付け加えておきます。

4、X Proアカウントのデメリット【注意点】

X Proのデメリットとしては、シンプルに上記「X Proアカウントに移行できる条件」が満たされない時、アカウント停止(もしくは一時停止)などのペナルティを受けてしまうことです。状況次第では利用停止にもなり得ます(ポリシーに説明あり)。

Proアカウントの条件が通常アカウントより厳しい分、例えばカテゴリ選択でふざけたものを選んでしまったりなど、信頼できないプロフィール表示にしてしまった時にはペナルティを受けてしまう可能性が高いです。

実際用意されているカテゴリには、一般的な職種名や業種名の他にも例えば「公園」や「天文台」といった少なくとも個人アカウントには通常不適切と思われるものも見られるので選択する際には注意しておきたい所です。

ただ、こうしたペナルティリスクがあるが故にProアカウントの信用度というものは逆に高まるということも言えます。「過去に規約違反をしていないちゃんとした運営をしているアカウントですよ」ということを主張できるのですからね。

ゆえに、このペナルティがあるというProアカウントのデメリットは裏を返せばメリットでもあります。ややこしくてすみません。。

あとはデメリットと呼べるようなものは特にないと言っていいでしょう。

5、まとめ

まとめです。

X Proのメリット・デメリットについて紹介させていただきましたが、僕個人的にはアカウント移行前と後とで大きく違うと感じるようなことはあまりありません。

2022年現時点ではショッピング機能もまだ使えませんし、僕の場合は今のところX広告(クイックプロモート)を使う予定もありませんからね。

ただ、Proアカウントに移行することはProプロフィール(カテゴリー、プロフィールスポットライト)の表示により、訪れたユーザーさんに”どういうアカウントなのかを一目で認識してもらいやすくなる”という全ユーザー共通のメリットが確かにあると思います。

これにより他のプロフィール要素もしっかり設定していれば、こちらからフォローした際にフォロバしてもらえる率も増えるでしょう。ゆえに「フォロワーを増やしたい」「特定の人と繋がりたい」など繋がり目的の方にはおすすめです。

各機能の設定や利用方法は上記に紹介させていただいた通りとても簡単で手間もかかりません。信用第一のビジネスユーザーの方は積極的に利用していかれると良いかと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました😊