光回線最速3選|速い理由

2022年12月18日

タク
IT管理人

こんにちはタクです。
光回線を速度最重視で選ぶ場合、これだけは譲れないといえる4つのポイントがあります。詳しくは本記事2章目にて。

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この記事では、現在最速と考えられる個人向け光回線(オプション含む)を速い理由とともに解説していきます。

仕事でテレワークする方、高画質動画、4K,8K放送、ひかりTVを視聴する方などとにかく速い光が欲しい方向けです。ゲーマー向けの高速オプションがある回線もあります。

1、光回線最速3選+α

回線料金サービス
NURO光月額5,200円~NURO光は欧州を中心に普及している世界標準テクノロジー「GPON」通信規格の採用により、標準で下り最大2Gbpsの超高速通信を実現。NURO光は他にマンション用2Gや10G、都内2区限定で20Gプランもあり。
ドコモ光(OCN Internet)+IPoEアドバンス月額4,400円~
+OP月額1,848円
OCN InternetはTier1※①と呼ばれる世界有数の最上位プロバイダ。IPoEアドバンスはドコモ光1G+OCNInternetでお申込み可能となる看板オプション。OCNの膨大なIPバックボーンに用意された専用の広帯域ネットワークを利用+高トラフィックの分離処理によって常時安定した高速通信環境を構築する。
auひかりホーム5G・10G、他10G光回線月額5,610円~auひかりホーム5G・10Gは関東戸建ての一部エリア限定で提供中。また、auひかりでは2022年10月よりWiFi6E対応の新型無線LANルーターAterm BL3000HMを提供中。WiFi6までの2.4・5GHz帯に加えて6GHz帯も利用可。

参考:※①Tier1/NTT西日本

【PR1】コミュファ光-ゲーミングカスタム
commufa
コミュファ光のゲーミングカスタム(ファストコネクトオプション)は、コミュファ-10Gメニューをゲーマーの方向けにカスタマイズした最速の光回線です。日中はもちろん回線が込み合う夜間帯も遅延・ラグの発生を抑えて常時安定した高速通信環境が提供されます。ゲーム用はもちろんのこと、デイトレード取引やWeb会議等の遅延対策にもおすすめ。通常の回線・プロバイダ料金にファストコネクトオプション料金(月額770円)の追加でご利用可。東海限定。

1、NURO光が速い理由

・・・NURO光は欧州を中心に普及している世界標準テクノロジー「G-PON(Gigabit Passive Optical Networks)」という伝送技術の採用により、下り最大2Gbpsという超高速通信を実現しました。

ちなみにNTT光コラボなど国内の一般的な1G光回線では「GE-PON」が使われています。伝送技術詳細は記事下の3,光回線の伝送技術|PONの種類[別格NURO光]

また、NURO光はさらに進化した伝送技術「XG-PON」による10Gもエリア限定で提供中。都内2区(豊島区,港区)では20Gもあり。ただし20Gはキャッシュバックはなし。キャッシュバック対象は2G,10Gのみです。

2、ドコモ光1G(OCN Internet)+IPoEアドバンスが速い理由

・・・OCN Internet(2022年6月よりNTTコミュニケーションズに代わりNTTレゾナント株式会社が運営)は現在「Tier1」※①と呼ばれる世界に16社、日本に2社だけ存在する最上位プロバイダの一社。

Tier1は国内のネット全ての経路情報を自ら保有してユーザーにネット接続サービスを提供しつつ、配下にTier2・Tier3プロバイダを抱える存在で、通信業界最大手と言えます。

IPoEアドバンスはドコモ光1G+OCN Internetで申込みできる看板オプションです。主にテレワークやオンラインゲームする方など速度重視ユーザー向け。このオプション専用の広帯域ネットワークを利用可能。

さらに発生した特定の高トラフィック(WindowsUpdate等)は別ネットワークへ流す仕組み。これによりその広帯域ネットワークが常時確保され、安定した高速通信を実現できます。

余談ですが、2012年に米Sprint社を買収したソフトバンク株式会社も、現在国内でNTTと並ぶTier1プロバイダとなりました。しかしながら、ソフトバンクのTier1プロバイダとしての膨大なIPバックボーンは主に法人向けサービス「SmartInternet」のほうに利用されているようです(サービスページに記載あり)。

一方、ソフトバンクの一般向け光回線「ソフトバンク光」の公式ページや関連ページには、確認したところTier1関連の説明やアピールは一切記載されていません。ゆえに、今の日本の個人向け光回線の中ではドコモ光+OCN Internetが膨大な経路情報を自ら有するTier1プロバイダとして提供できているただ1つの光回線と言えるかと思います。

(※ドコモ光代理店(株)NNコミュニケーションズサイト。プロバイダ選択可。ドコモ光1G申込みで25,000円キャッシュバック。)

3、[関東]auひかりホーム5G・10G[+Aterm BL3000HM]が速い理由

・・・NEC開発の「10G-EPON」というシステムを採用した10Gbpsネット接続サービスの提供が2016年より全国の各種光回線で始まりました。auひかりも2018年3月より関東の戸建て限定で5G・10Gbpsサービスを開始。5Gは1Gと同料金。10Gは月額1G料金+858円。

またauひかりにおいて、5G・10Gbpsサービスを提供している関東の一都三県は全国の中でも限られたKDDIの自社回線エリアにあたります。関東以外のauひかりは実は多くのユーザーを抱えるNTTの設備が使われています。

Aterm BL3000HMは、2022年10月よりauひかり公式で提供開始された5G・10Gサービス利用者向けのWiFi6E対応無線LANルーターです。通信速度は5・6GHz帯で最大4.8Gbps。2.4GHz帯で最大1.1Gbps

WiFi6Eのメリットとして新帯域6GHz帯が使える点が挙げられます。しかし、実は現時点ではまだ6E対応のPC・スマホがほとんどないためあまり意味はありません。今後発売されるWiFi6E対応PC・スマホなど購入された際に、auひかりであればこの新型無線LANルーターがいつでもレンタルできることが強みです。

ただし2022年10月時点で、VAIO・NEC(LAVIE)・Dynabookの最新機種ではWindowsUpdateやドライバー更新他いずれかの形ですでにWiFi6Eに対応できているといいます。その他のPC機種・メーカーは「現在対応を調整中」とコメントしています。スマホに関しても、ASUS、Google、Samsungの最新機種がWiFi6Eに対応済みとなっています。

【▼10Gbps光回線の主な提供エリア】
  • auひかり10G・5G(戸建て)・・・関東(一都三県)の一部エリア
  • NURO光10G(戸建て・マンション)・・・北海道、関東、東海、関西、中国2県(広島、岡山)、九州2県(福岡、佐賀)の一部エリア
  • ソフトバンク光10G(戸建て・マンション)・・・関東、関西と中部の一部エリア
  • ドコモ光10G(戸建て・マンション)・・・関東、関西と中部の一部エリア
  • eo光10G(戸建て・マンション)・・・関西
  • コミュファ光10G(戸建て・マンション)・・・東海、長野県の一部エリア
  • PIKARA光10G(戸建て・マンション)・・・四国各県の県庁所在地、他一部エリア
  • BBIQ10G(戸建て・マンション)・・・九州4県(福岡、長崎、宮崎、熊本(御船町))
(2024年9月確認)
【PR2】ぷらら光orドコモ光(plala)+GGGG光

・・・GGGG光はぷらら光orドコモ光(plala)で申込めるゲーマー向けの特殊オプション。高画質動画等の高トラフィック制御。大手ゲームサーバーへの通信経路を短縮化。豊富なポートの割当数。これらにより、ゲーミングに最適化された低ping値の高速通信環境を構築する。サーバー国内設置型のゲーム、P2P通信型ではないクライアントサーバー型のゲームユーザーの方に特におすすめ。

ぷらら光,ドコモ光(plala)はともに2024年2月末を以って新規受付を終了しています。

2、速度重視の光回線選びで譲れない4つのポイント

速度重視の光回線選びでは下記4つのポイントが大切になってきます。ただし、ルーター機器は回線申込み先から提供される場合もあれば、ユーザー自身で別途購入などして用意しなければならない場合もあります。

  1. 【全光回線共通】・・・IPv4 over IPv6技術を採用していること。
  2. 【フレッツ光/光コラボ回線の場合】・・・IPoE接続方式を採用していること。
  3. 【1G光回線の場合】・・・ルーター機器の無線LAN規格はWiFi5以上に対応していること。有線LAN規格はLANポート1000BASE-T以上、LANケーブルはカテゴリ6以上であること。
  4. 【5G,10G光回線の場合】・・・ルーター機器の無線LAN規格はWiFi6以上に対応していること。有線LAN規格はLANポート10GBASE-T以上、LANケーブルはカテゴリ6a以上であること。
[▼ITワード解説]
  • IPv4 over IPv6・・・IPv6環境で通信を行いながら、IPv4の通信も可能にする技術。その名の通り「IPv6通信環境上においてIPv4の通信パケットも包含して通信する」ことを意味する。この技術のことを指す一般的なサービス名を「v6プラス」という。
  • IPoE接続方式・・・IP over Ethernet。従来のPPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)接続方式は、NTTフレッツ光のネットワーク終端装置(NTE)を必ず経由する方式のためアクセス集中時は混雑して遅かった。対してIPoE接続方式はそれを経由せず、GWR(ゲートウェイルーター)で各プロバイダのIPv6ネットワークに直接接続するため速い。
  • LANポート[遅い順]・・・10BASE-T(10Mbps) → 100BASE-T(100Mbps) → 1000BASE-T(1Gbps) → 10GBASE-T(10Gbps) → 40GBASE-T(40Gbps)。
  • LANケーブルカテゴリ[遅い順]・・・Cat5(100Mbps) → Cat5e(1Gbps) → Cat6(1Gbps) → Cat6a(10Gbps) → Cat6e(10Gbps) → Cat7(10Gbps) → Cat8(40Gbps)。
参考: 光インターネットなのに速度が上がらない理由>「図)NGNの大まかなネットワーク構成」/日経xTECH
WiFi6の必要性とメリット【結論:大多数の方には不要】/takublo-net

3、光回線の伝送技術|PONの種類[別格NURO光]

【▼光回線の伝送技術|PONの種類】
  • NURO光2G・・・G-PON
  • NURO光10G・・・XG-PON
  • 国内の主な1G光回線・・・GE-PON
  • 国内の主な10G光回線(NURO光10G以外)・・・10G-EPON
PON・・・Passive Optical Network。受動光ネットワーク。1本の光ファイバをスプリッタという分配装置を使って複数ユーザーで共有できる光信号の多重化システム。またはその伝送技術をさす。一般的なPONは、通信事業者側・ユーザー側の双方に設置される回線終端装置(OLT,ONU)とそれを繋ぐ光ファイバ、及びそれを分岐する光スプリッタ機器で構成される。
参考: 10G-EPONの開発/NEC | GE-PONと10G-EPONの共存技術の標準化/NTT

・・・現在、国内の主流となっている1Gbps光回線では基本的に全て2005年頃からサービス開始されたGE-PON(Gigabit Ethernet-PON)方式が採用されています。対して、10G-EPON(10Gigabit Ethernet-PON)は2016年頃にNECが開発・発表し、それ以降国内の各大手光回線がこれを採用した10Gbpsサービスを提供し始めました。

一方NURO光だけは別格で、NTTフレッツ光等の1Gbps光回線とは一線を画すG-PON(Gigabit-PON)を採用した2Gbpsサービスを2013年より提供開始しました。さらに、2015年には同じくNURO光がG-PONの進化版とも言える新方式XG-PON(10Gigabit PON)を採用した10Gbpsサービスを日本で初めて提供開始して「世界最速」を打ち出しました。

また、現在は10G-EPONの後継となる100G-EPON(100Gigabit Ethernet-PON)、さらにFOASと呼ばれる次世代PONも考案されているそうです。100Gbpsの通信速度とは果たしてどんな感じなのか?‥きっと町の図書館(本数十万冊の情報量)が地球の真裏へ瞬間移動するがごとく不思議な速さなのだと思います😅

4、まとめ

まとめです。

結論として、個人向けで速度最重視の方におすすめできる光回線は下記です。

NURO光OCN光(+IPoEアドバンス)各地の10G光回線

全国で提供が始まっている各種10G光回線に関しては、上記で説明しました通り10G-EPONという同じ伝送技術を使ったサービスなので、速度期待値はどこも同じです。私のおすすめはauひかりホーム5G・10G。

auひかりホーム5G・10G(関東限定)のメリットは下記。

  • 5Gが1Gと同料金で利用できること。
  • 回線公式で最新WiFi6E対応ルーターを取り扱っていること。
  • WiFi6対応無線LANルーターが特典プレゼントされること(受付代理店による)。
  • auひかり1G同様の高額キャッシュバックが受け取れること(受付代理店による)。

以上。終わり。

お読みいただきありがとうございました😊