【比較表】違約金負担してくれる光回線8選|乗り換え時の注意点も解説


ITマニア
こんにちは、タクです。
こちらの記事では違約金負担キャンペーン(他社解約時の違約金等をのちにキャッシュバックしてくれる)のある光回線7社のキャンペーン内容を比較してみました。
今は電気通信事業法改正により、2022年7月以降契約分のインターネット回線の解約違約金は月額が上限となったため負担は大きく軽減されました。しかしそれ以前契約分はまだ万単位の高額違約金が発生する場合があります。
また、工事費や端末の残債もタイミング次第では高額の請求になってしまうケースも多く、普通に支払うとかなりの負担になってしまうかと思います。当記事ではこれら負担してくれる光回線各社の違約金負担キャンペーン内容を比較紹介していきます。
1、[比較表]違約金負担してくれる光回線8選-2025年
現在違約金負担キャンペーンを実施中の光回線と各社の還元項目・上限額は下記になります。
【比較表】光回線の違約金負担キャンペーンの還元内容について
〇・・・還元項目に含まれる。
×・・・還元項目に含まれない。
| 光回線 | 違約金(解約金) | 工事残債 | 端末残債 | 撤去費 | 上限(円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1,GMOとくとくBB光(mini含む) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 6万 |
| 2,eo光 | 〇 | 〇 | △(最大1万) | 〇 | 6万 |
| 3,BIGLOBE光 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 4万 |
| 4,ソフトバンク光 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 10万 (普通為替) |
| 5,ドコモ光 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 2万5千 (dポイント還元) |
| 6,コミュファ光 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 他社契約解除料 |
| 7,メガ・エッグ | 〇 | × | × | × | 8万 |
| 8,auひかり | 〇 | × | × | × | 3万(+2万) |
| 9,NURO光 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 3万 |
それでは上記比較表に沿って光回線各社の違約金負担キャンペーンについて解説していきます。いずれのキャンペーンも適用条件が定められていますので、ご利用の際は必ず各キャンペーンページで詳細をご確認ください。
1、GMOとくとくBB光【違約金負担-最大6万円】
GMOとくとくBBの違約金負担キャンペーンの還元内容は下記になります。上限は6万円。他のキャンペーンとの併用OK。光回線各社の違約金負担キャンペーンの中では最も還元項目の多い人気キャンペーンです。
・インターネット回線、テレビ、電話等の施設撤去に関わる費用や解約金
・インターネット回線の長期割引等にかかわる解約金
・現在利用中のインターネット回線工事費、端末代等の残債
・GMOとくとくBB光に変更する際の、プロバイダ解約にかかる解約料
・他社固定電話からNTTアナログ回線への切り替え時発生する工事料
(公式サイトより一部を引用したものです。)
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・・・GMOとくとくBB光はドメインやサーバーサービスも運営するIT大手GMOグループの1社が提供する業界でもトップクラスに格安かつ速度高評のNTT光コラボレーションです。公式HPにて速度実測値を公開中。申込内容に応じたキャッシュバックあり。契約期間の縛りなし。ただし、工事費が3年間の分割払いかつ相当額割引となっていますので、3年以内に解約すると工事費残債が発生する点は注意です。 |
・格安(月額3,773円~)&工事費実質無料。 ・1Gご利用の方はルーターレンタル料無料。3年後にそのままプレゼント。 ・超高速v6プラスを標準(無料)提供。 ・電話・テレビオプション加入で追加キャッシュバック。 ・GMOひかりテレビとスカパー!対象商品(月額1,980円以上のプラン)の同時申込でテレビ接続工事料(通常19,800円)が無料。 |
☆さらに格安の専用帯域プランはこちら>> GMOとくとくBB光mini(月額3,300円~) |
2、eo光【違約金負担-最大6万円】
eo光の乗り換えキャンペーンの還元項目は下記。GMO同様こちらも他社解約時に発生しうる負担金はほとんど網羅しています。上限6万円。他のeo光キャンペーンとの併用も基本的には可能ですので(一応キャンペーンごとに確認が必要)、比較的利用しやすいキャンペーンです。
・インターネット回線、テレビ、電話などの施設撤去に関わる費用や解約金(ISPの解約金も含む)
・インターネット回線の長期割引などにかかる解約金
・現在利用中のインターネット回線工事費の残債
・モバイルルーターの解約時に発生する解約金
・他社サービスの解約に伴い発生するタブレットなどの端末残債(最大1万円)
(公式サイトより一部を引用したものです。)
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・・・eo光は株式会社オプテージが提供する関西地方の電力会社系光回線です。乗り換えサポート以外のキャッシュバックがない光回線ですが、ネット・電話・テレビ・Netflix等がお得なセット料金で利用できます。また、eo暮らしスタート割により全プラン初めの1年間が大幅に安くなることで始めやすい点もポイントです。 |
・eo暮らしスタート割で全プラン初めの1年間が安い。 ・eo光シンプルプラン。戸建て向けキャンペーン。10Gを1年間月額500円で利用可。 ・eo光テレビは地デジ・BSはじめCS放送を最大63chまで視聴可。 ・Gaming Neo。高性能なゲーミングデバイス一式を手軽に定額利用可。月額990円~。 ・全プラン2年目以降は割引がなくなるため月額が高くなる(元値に戻る)。 ・他社からの乗り換えサポート以外のキャッシュバックがない。 |
☆eo光10Gが最大6か月無料&7~12か月目月額500円!>> eo光シンプルプランキャンペーンサイトはこちら |
3、BIGLOBE光【違約金負担-最大4万円】
BIGLOBE光の違約金負担キャンペーンの還元項目は下記となっています。上限4万円。他のキャンペーンとの併用についてはできるものもあるかもしれませんが、BIGLOBE光のキャッシュバックキャンペーンとの併用は以下の記載があるためできないと思われます。
BIGLOBE光キャッシュバック特典の注意事項・・・「BIGLOBEにて行っている「BIGLOBE光」に関するその他特典(オプション特典を除く)の重複適用はできません。」
・違約金(契約解除料)
・工事費残債
・撤去費用
(公式サイトより一部を引用したものです。)
4、ソフトバンク光【違約金負担-最大10万円】
ソフトバンク光の違約金負担キャンペーンの還元項目は下記となっています。上限10万円。他のキャンペーンとの併用については基本可能とされていますが、本キャンペーンページ内には「ソフトバンク株式会社が指定するキャンペーンとは併用できない」等の記述が見られるため、併用したいキャンペーンがある場合には一応そちらのキャンペーン詳細も確認したほうが良いでしょう。
・違約金
・撤去費用
・ホームルーター又はモバイルWi-Fiルーターの残債(上限42,000円)
(公式サイトより一部を引用したものです。)
5、ドコモ光【違約金負担-最大2万5千円(dポイント還元)】
ドコモ光の違約金負担キャンペーンの還元項目は下記です。他のキャンペーンとの併用についてはキャンペーンごとに確認が必要。また、こちらはdポイントでの還元となり、上限25,000ポイント。ポイント有効期限は進呈月含む6か月間です。
・違約金
・撤去費用
・他社モバイルブロードバンド端末代金の残債
(公式サイトより一部を引用したものです。)
6、コミュファ光【違約金負担-全額還元】
コミュファ光の違約金負担キャンペーンは下記還元項目にあたるものを全額還元してもらえるものとなっています。適用可否についてはコミュファ光が判定。ただし、こちらの違約金負担キャンペーンはコミュファ光の目玉「1年間980円キャンペーン」や「5万円還元キャンペーン」と併用ができません。そのため、発生する下記契約解除料等の合計がもし5万円未満であればこちらの違約金負担キャンペーンは利用せず、これらの目玉キャンペーンのほうをご利用なさるほうがお得になるでしょう。
・他社回線の契約解除料
・撤去工事費
・ホームルーター等機器代金割賦残債金
(公式サイトより一部を引用したものです。)
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(ホームは30M,マンションは100Mもあり) ・・・コミュファ光はKDDI系列(当初は中部電力系列として設立)の中部テレコミュニケーション株式会社が提供する東海地方の光回線です。エリア内に張り巡らせてある地球5周分に及ぶ距離の光ファイバー。24時間365日通信の混雑を監視するリアルタイム通信混雑回避など、コミュファ独自の設備と技術で安定した超高速のネット環境を私たちに提供してくれます。 ![]() |
・条件付きでネット・テレビの工事費ともに無料。 ・コミュファ独自の高度な技術と設備で常時安定した高速ネット環境を実現。 ・コミュファ光ゲーミングカスタム。ゲーマーの方向けにラグのない超高速ネット環境を実現。 ・電話・テレビオプション料金が相場より安い。 ・併用できないキャンペーンがある。 ・コミュファ光テレビは戸建て限定かつ地デジBSのみ。 ・2年目以降は割引終了のため月額が高くなる(元値に戻る)。 |
7、メガ・エッグ【違約金負担-最大8万円】
メガ・エッグの違約金負担キャンペーン還元項目は下記です。上限は8万円。こちらはメガエッグ受付代理店実施のキャッシュバックキャンペーンや各種割引とも併用OK。こちらのキャンペーンは上限額は比較的高いものの還元項目が解約金(違約金)のみなので、乗り換えキャンペーンとしては若干充実さに欠けていると言わざるを得ないでしょう。
・他事業者が提供する光インターネットサービス(NTT、ソフトバンク、ケーブルTV 他)の「解約金」。ただし「au ひかり」からのお乗り換えは対象外です。
・ADSLサービス、モバイルサービス(WiMAX、Wi-Fi等)の「解約金」
(公式サイトより一部を引用したものです。)
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(上記は新規加入割引、でんき割プラス適用時) ・・・MEGAEGG(メガエッグ)は株式会社エネコムが提供する中国地方で使える電力会社系光回線です。他社電力会社系同様、MEGAEGGも中国電力の対象電気プランとのセット利用で月額が業界相場よりも安くなります。さらに高性能セキュリティも3端末まで無料。最大8万円まで他社解約金もフォローしてもらえるので比較的乗り換えがしやすい光回線です。 |
・PC・スマホ・タブレット等3台までセキュリティ無料(トレンドマイクロ)。 ・乗り換えサポート。他社解約金を最大8万円までキャッシュバックがある。 ・移転工事費が無料。 ・IPv6を利用するには光電話か対応ルーターレンタルの契約が必須。 |
8、auひかり【違約金負担-最大3万円(上乗せ最大2万円)】
auひかりの違約金負担キャンペーン還元項目は下記のみです。上限は3万円。ただしこの解約違約金には最大2万円(ホーム:2万円、マンション:1万円)が一律で上乗せされるので合計で最大5万円となります。こちらのキャンペーンはKDDIが実施する他のキャンペーンとは併用できない場合があるものの、auひかりの申込特典となっている代理店やプロバイダ実施のキャッシュバックキャンペーン等とは併用OK。還元項目や上限額では他社違約金負担キャンペーンより劣りますが、それ以外は好条件のおすすめキャンペーンです。
・他社のご自宅のインターネットまたは他社ホームルーター・モバイルルーターの解約違約金
(公式サイトより一部を引用したものです。)
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(2年目月額5,500円、3年目以降月額5,390円) auスマートバリュー適用で半額へ ・・・auひかりはKDDI株式会社の独自回線ですので、NTT回線より総合的なユーザー数が少ない分速度が出やすい特徴があります。また、auスマートバリュー(スマホ・光電話とのセット割)が適用されると毎月のauスマホ料金が最大1,100円割引されます。 |
・通信業界トップクラスの高額キャッシュバックあり。 ・関東の一部地域は5G,10Gをご利用可。5Gは1Gと同月額でご利用可(超高速スタートプログラム)。 ・auひかりマンションは古い設備タイプVDSL(最大100Mbps)が多い。 ・auひかりテレビは専門チャンネルとVODのみ。地デジ,BS,CSは視聴不可。 ※①・・・auひかりホームは初期費用相当額割引が「ネット分」「電話分」の割引に分割されます。auひかりホームでauひかり電話を申し込まない場合は電話分(auひかり電話と同額)が割引されなくなるため、結果としてauひかり電話の月額と同額が初期費用(工事費)として毎月かかるようになります。他にも受付窓口によりネットとともにauひかり電話を申し込まない場合は、申し込む場合よりもキャッシュバック額が大幅に減額されることが多いです。こうした理由により、auひかりホームではauひかり電話を利用することはコスパ上必須と考えて良いでしょう。何せauひかり電話は利用してもしなくても月額が変わらないという点に加え、申し込まない場合受け取れる特典が減ってしまうことが多いですからね。ただし、これは初期費用相当額割引特典を実施する窓口からの申込に限ってのことです(ほとんどの窓口では実施中です)。また、auひかりマンション申込の場合は初期費用相当額割引が「ネット分」のみの割引であるため問題ありません。 |
・・・auひかりの受付窓口は、対応プロバイダ8社のサイトに加えて複数の受付代理店サイトなど比較的多くあります。そのうちいくつかは独自の高額キャッシュバック等お得なキャンペーンを実施しています。 |
2、光回線の違約金負担キャンペーン|乗り換え時の3つの注意点
光回線各社の違約金負担キャンペーンにはいくつか共通する注意点があります。ここではそれについて解説していきます。

1、還元方法はさまざまで現金以外の場合もある
「違約金負担なんだから当然現金還元でしょ!」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実はその還元方法は回線によりさまざまで現金以外の場合もあります。
主には口座振り込みによる現金キャッシュバックでの還元が多いですが、回線・プロバイダによっては普通為替・電子マネー・ポイントでの還元、あるいは一定期間の自社回線サービスの月額値引きといった形で還元されるところもあります。各社の違約金負担キャンペーンに関する詳細はしっかり確認しておきましょう。
2、違約金等は一時的に負担する必要がある
光回線の違約金負担キャンペーンは「違約金等を乗り換え先が負担してくれる」とは言っても、代理で乗り換え先光回線がそのまま支払ってくれるわけではなく、基本どこも一時的にはユーザーご自身で負担する必要があります。
そしてその支払った請求明細書(証明書)を乗り換え先光回線に提出することで、各社の還元項目に合致する部分の還元を受け取ることができるのが一般的な光回線乗り換えキャンペーンの形です。
3、お申込み時点ではまだ乗り換え元光回線を利用中である必要がある
光回線各社の違約金負担キャンペーンによるキャッシュバックを受け取るためには、基本新しく(乗り換え先)光回線に申し込む時点ではまだ乗り換え元光回線を利用中である必要があります。
これはユーザー目線でいえば、「御社の光回線に乗り換えるために他社光回線を解約しましたよ」ということを形で示すものになります。そうでなければ、別段乗り換え目的ではない解約だった可能性を疑われてしまいます。
どのみち同じように乗り換えていたとなれば、乗り換え先光回線がわざわざユーザーの違約金を負担する意味もなくなってしまいますからね。ゆえにどこの光回線の乗り換えキャンペーンも基本的にはこうした形が必須となっています。
3、終わりに
光回線を乗り換える際に解約コストがかかる場合、それを還元してくれる回線各社の違約金負担キャンペーンはぜひとも利用したいサービスの1つです。ご自身の他社回線解約時に発生する違約金その他をできるだけ補ってくれる光回線を選ぶことでよりお得に乗り換えることができます。
ぜひともこうした違約金負担キャンペーンをきっかけとして、よりお得な乗り換え先光回線を見つけていただければ幸いです。
それでは今回はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。

























