【データ有り】格安SIMおすすめ高速3選~ネットワーク品質調査より

2020年12月31日

スマートフォン

格安SIMとは、現在ご利用中のスマートフォンの中にあるSIMカードを入れ替えるだけで、より安くてお得な格安SIM業者の通信サービスに切り替えることができるサービスです。もちろんスマホ端末をお持ちでない場合は格安のスマホ端末も同時購入できます。

au、ドコモ、ソフトバンクといった大手携帯電話会社の料金は比較的高いので、使い続けると毎月かなりの費用が掛かってしまいますよね。できるだけ携帯料金を抑えたいとお考えの方には、大手よりもっと安く使っていける格安SIMサービスに乗り換えるのがおすすめです。

「携帯代を安くするために格安SIMに乗り換えたいけど、格安SIM会社ってたくさんあってどこの会社がいいか分からないわ‥。

料金が安くなるあまり通信速度が遅すぎても困るし‥。快適に通信できて料金も安い格安SIMには一体どこがあるんだろう?」

しかしながら近年注目されている格安SIMではありますが、上記のように使うか否かを迷っていたり実際に使い始めてみたものの通信速度の遅さに不便を感じている格安SIMユーザーは日々増えています。

こちらの記事では、IT専門でモバイルに詳しい私が格安SIMを選ぶ上で大切なポイントとともに、第三者機関が行ったネットワーク品質調査やユーザーからの速度評価が高い格安SIMも合わせてご紹介します。

1、ご自身に合った格安SIMを選ぶ上で大切な3つのポイント

ご自身に合った格安SIMを選ぶためには、まず下記3つのポイントを決めておきましょう。

1、「音声通話」「SMS」機能を付けるか否かを決める。

・・・「音声通話」機能を付けると電話番号が付与されて電話が使えるようになります。料金を極力抑えたい、でも電話もないと困る‥といった方は、これを付けずに無料のIP電話アプリをインストールする手もあります。

しかし、IP電話=インターネット回線電話なので、電話回線を使う通常の電話とは安定性が違います。対策なしに使うと、話し途中に突然回線が切れることも珍しくありません。そうしたデメリットは予め理解しておきましょう。

「SMS」はショートメッセージサービスの略。データSIMでこの機能を付けるとSMS専用番号が付与されます(電話は使えません)。ただし、音声通話を付けた場合はSMS機能は通常標準装備されていますので選択不要です。

注意点としては、契約後にこれらの機能を付ける・付けないを変更する場合、SIMカードの再発行(手数料有料)が必要になります。後々の変更の手間や追加料金を避けるためには、ここだけは間違いのない機能選択をしておきましょう。

料金は安い順で下記。

データSIM(SMSなし)≦ データSIM(SMSあり) < 音声通話SIM(SMS標準装備)

2、月に必要なデータ容量を把握する。

・・・格安SIMの多くは、月に利用できるデータ容量別に料金プランが設定されています。快適かつ無駄なく格安SIMを利用していくためには、ご自身がひと月に使う大体のデータ容量を目安にした料金プランに申し込むことが大切です。これまで使用してきたスマホ端末をお持ちの方は、

設定 ⇒ 無線とネットワーク ⇒ データ使用量 ⇒ モバイルデータ使用量

からご自身の過去のデータ容量利用履歴を確認することができますので、参考にされると良いです。

3、利用する通信回線の種類を決める。

・・・格安SIMは大手携帯電話会社(au、docomo、softbank)いずれかの通信回線を借りてサービス提供しています。

お手持ちのスマホ端末を引き続き利用する場合、これまで使ってきた大手携帯電話会社と同じ通信回線を利用した格安SIM(回線プラン)を選ぶことで、SIMロック解除(通常3,000円程度かかる)という手続き不要でサービス移行できることが多いです。

ただし、スマホ機種によっては元サービスと同じ通信回線の格安SIMであってもSIMロック解除が必要な場合があります。

また、よく議論されることとして「どこの通信回線が最も速いか?」についてですが、3つの大手携帯電話会社の通信速度に関しては、ここの回線が最も速いというようなことは特にありません。

2、格安SIMおすすめ高速3選2022年・回線種別

ここでは格安SIM20社以上の中でも信頼ある第三者調査機関によるネットワーク品質調査とユーザーから「通信速度」で高い評価を受けているところをご紹介します。基本的にはいずれも大手携帯電話会社のサブブランド、もしくは大手と同じ母体の会社が運営している格安SIMになります。

▼【速度高評】格安SIMおすすめ3選・回線種別 [広告]

  • OCNモバイルONE(ドコモ回線系No,1)
  • UQモバイル(au回線系No,1)
  • Y!mobile(ソフトバンク回線系No,1)
アプリダウンロード以外は快適に利用できる水準まで品質が向上
「MVNOネットワーク品質調査」通信速度データ(2020年10月末時点)-株式会社MM総研さま。

※引用情報: 株式会社MM総研-MVNOネットワーク品質調査2020RBB格安SIMアワード2020

1、[ドコモ回線]OCNモバイルONE

OCNモバイルONE: 月額880円~

OCNモバイルONE
【▼特徴】
●OCNモバイルONEのデータSIMは月額基本料880円からOK。
●光回線(OCN光)と一緒に利用すると月額が200円割引されます。
●スマホ端末セール実施中です。

>>OCNモバイルONE

ドコモ回線系16サービスのうち、最も速度定評のある格安SIMはOCNモバイルONEです。こちらはドコモ回線を利用した主要格安SIM5社のうち、MM総研2020年10月のネットワーク品質調査の合計点が最も高いおすすめどころです。

また、何と言っても運営企業は上場している巨大企業NTTコミュニケーションズ株式会社です。通信サービス提供のリソース(通信設備)が他のどの格安SIMよりも圧倒的に多いことが容易に予想できます。ゆえにユーザーからの速度評価がとても高いのです。

OCNモバイルONEはデータSIMが月額880円からご利用OK。

2、[au回線]UQモバイル

UQモバイル: 月額1,980円~

UQモバイル
【▼特徴】
●UQモバイルは「スマホプランS」月額基本料1,980円からOK。
 データ容量3GB、音声通話・SMS付き。
●乗り換えの方はスマホ端末が一括500円~購入可。

>>UQモバイル

au回線系11サービスのうち、最も速度定評のある格安SIMは、auのサブブランドであるUQモバイルです。ここは上記同様MM総研2020年10月のネットワーク品質調査で、au回線の大手格安SIM3社のうち通信速度その他のスコアが最も高いところです。

また、RBBTODAY格安SIMアワード2020上半期の通信速度満足度部門においても、UQモバイルは最優秀賞を獲得しています。こちらからのWeb申し込みだと最大10,000円キャッシュバックが貰えるので、リアル店舗から申し込むよりおすすめです。

UQモバイルには他社のような格安のデータSIMはなく、最安となるプランは音声通話付きの「スマホプランS(月額1,980円)」です。ご家族2台目以降の契約が月額500円引きになる家族割もあります。

3、[ソフトバンク回線]Y!mobile

Y!mobile: 月額2,680円~
※初めの半年間は新規割により月額1,980円~。

ワイモバイル
【▼特徴】
●Y!mobileは「スマホベーシックプランS」月額基本料2,680円からOK。
 データ容量3GB、音声通話・SMS・無料通話付き。
●新規割(半年間月額700円割引)の他、家族割・学割などがあります。

>>Y!mobile

ソフトバンク回線系9サービスのうち、最も速度定評のある格安SIMは、ソフトバンクのサブブランドとなるY!mobile(ワイモバイル)です。こちらもMM総研2020年のネットワーク品質調査でどこよりも高いスコアを記録しました。ツイッター上の口コミも「快適」「速い」といった肯定的な声が比較的多く見られます。

Y!mobileの最安プランは音声通話付きの「スマホベーシックプランS(月額2,680円)です。月額基本料は高めですが、新規割や家族割、学割など豊富な割引適用でお得に利用できます。全てのプランは回数無制限の無料通話付き(10分以内の国内通話のみ)。こちらからのワイモバイル新規お申込みだと最大2万円の高額キャッシュバックが受け取れます。

3、格安SIMのご利用で知っておきたいこと

1、MNPについて

MNP(=Mobile Number Portability)は、これまで使用してきた携帯電話の番号を他社サービスで引き続き利用できるサービス・仕組みをいいます。

携帯番号を変えてしまうと友人知人に番号変更を知らせたり、さまざまなサービスの登録情報を変更したりといろいろ面倒な手間が増えるかと思いますが、MNPを利用すれば携帯番号そのままに別の携帯電話会社へサービスを移行できるのでそうした手間は不要です。

MNPの手続き手順はとても簡単!まず元々利用していた移行元サービスのショップ等でMNP予約番号を発行してもらいます。そして新しく契約する移行先サービスにそのMNP予約番号を記入して申し込むだけです。

ただ、MNP予約番号は有効期限が発行日を含めて15日間と決まっています。期限が切れると再発行が必要です。また、有効期限間近になってしまった場合も注意が必要です。なぜならMNP予約番号の有効期限内に”開通手続き”を行う必要があるからです。

例えば、移行先サービスに実店舗から申し込む場合はその場ですぐ開通する(新しい回線と端末が即使えるようになる)ので、有効期限終了日であっても問題ありません。

気を付けなければならないのは、移行先サービスにオンライン申し込みする場合です。その場合、開通まで日数がかかることが多いからです。とりわけSIMのみの契約の場合は、必ず新しいSIMが届いてからユーザー自らSIMを入れ替えて開通手続きを行うことになります。

開通まで時間がかかるオンライン申込みをする場合は、MNP予約番号の有効期限が充分に(最低でも1週間程度)残っている状態で申込むようにしましょう。

期限が近いと受け付けてもらえなかったり、受け付けてもらえたとしても開通までに間に合わなければ結局MNP予約番号の再発行が必要になり、最悪申込み自体が無効になることもありますのでご注意ください。

2、SIMロック解除について

すでにお持ちのスマートフォンを新しく契約する格安SIMで引き続き使用する場合、「SIMロック解除」という手続きが必要な場合があります(この手続きの要/不要は格安SIM各社のHPに端末別に案内されています)。

スマートフォン端末の中にあるSIMカードというのは通常、その端末を販売した通信サービスでのみ利用できるよう予め「SIMロック」という処理が成されています。ゆえに通信サービスを別会社に変更する場合はそれを解除する必要があるのです。

SIMロック解除手続きはとても簡単。移行元サービス解約時に、ショップにて解約手続きと同時に申し込むだけです。料金は通常3,000円程度。

ちなみにこのSIMロック解除処理というのは一体どんなものかといいますと、これが実はとても簡単でして。以前私がSIMロック解除を申し込んだ経験からですが、実はこちら側の申し込みを受けたショップの店員さんが自社サービス用のタブレットをピピっと4~5タップするだけ。時間にしてわずか10秒程度です笑)。

たったこれだけの処理で料金3,000円って。「それくらい無料でやってくれよ!」って思うのは私だけでしょうか‥。

3、速さ重視の格安SIM選びについて

格安SIMといえば何よりその安さがウリではありますが、だからといって速さも譲れないという方は多いかと思います。

格安SIMの通信速度に関しては、業者が個々で占有している通信設備のキャパシティや一定のエリア内における同一サービスのユーザー数の多い少ない等が関係して速かったり遅かったりするとされます。しかしそれらは日々行われている設備増強や人気の変動などで常に変化しますので、調べても仕方ありません。

強いて言うなら、格安SIMで快適な通信環境(通信速度)を第一に求める場合は、実際のネットワーク品質に関する確かな調査結果やユーザーからの速度定評のある格安SIMを選ぶのがおすすめです(当ページで紹介)。また、今注目の5Gが使える格安SIMにも注目です。


以上、格安SIMのご利用で知っておきたいことでした。

ここまでお読みいただきありがとうございました。