5G通信の特徴と大手携帯電話会社の5G人口カバー率2025年

1、5Gとは

5G(「ファイブジー」と読む)は「5th Generation」の略語で、「第5世代移動通信システム」を指します。国際電気通信連合(ITU)が定める無線通信システムです。
これまで1980年代に始まったアナログ携帯電話の1G(第1世代)から、2010年代のスマートフォンが台頭した4G(第4世代)に至るまで、10年ごとの技術向上を世代分けして呼んでいるものです。
- 1G・・・第1世代(1980年代)はアナログ携帯電話の時代。
- 2G・・・第2世代(1990年代)はデジタル携帯電話・PHSの時代。通信がデジタル化してインターネットへの接続を開始。
- 3G・・・第3世代(2000年代)はガラケーの時代。KDDIの「ezweb」やNTTドコモの「iモード」が登場し、モバイル機器のインターネット接続が一般化した。
- 4G・・・第4世代(2010年代)はスマートフォンの時代。50Mbps~1Gbps程度の超高速通信を実現。「LTE(Advanced)」「WiMAX2」等の通信規格が該当。
そして2020年よりついに出てきた5G(第5世代)はこれまでの4Gをはるかに上回るほどに
- 高速大容量
- 多数同時接続
- 低遅延
という3つの特徴をもって圧倒的な進化を果たしました。下記はWi-Fiルーター機器の場合の4G・5G通信における違いです。
\ | 4G | 5G | 5Gの4Gとの違い |
通信速度 | 最大1Gbps | 最大20Gbps | 約20倍 |
同時接続機器数 | 10数台程度 | 最大66台(機種による) | 約5倍 |
遅延速度(ms※) | 10ms※ | 1ms | 約10分の1 |

このように5Gは、通信速度が4Gの約20倍と超高速で、同時接続機器数は4Gの約5倍、遅延は約10分の1と大幅に短縮されます。この新しい通信技術「5G」によって私たちの暮らしにおけるネット環境はこれまでとは比べ物にならないくらいに快適なものになります。
もちろんそれだけでなく医療や教育、交通、エンターテインメント(VR)などさまざまな分野でも今後5Gが活用されることで、これまで不可能とされてきたさまざまなことが実現するようになります。遠隔手術やAIによる自動運転などがまさにそれですね。
2、大手携帯電話会社各社の5G人口カバー率2025年

大手携帯電話会社4社の5G通信の実状と今後の基盤展開予定は下記のようになっています。各社の現在の5G通信エリアを確認できます。
1、auの5G通信エリア
・・・auは2020年3月26日に5Gサービス提供を開始。auの開始当初の5G通信速度は下り最大2.8Gbps、2020年10月時点では下り最大4.1Gbpsを実現。
また、auの5G人口カバー率は2023年3月末時点で93.3%。総務省発表データより。
2、ドコモの5G通信エリア
・・・NTTドコモは2020年3月25日に5Gサービス提供を開始。NTTドコモの5G通信速度は提供開始の2020年3月時点で下り最大3.4Gbps、同年6月以降は下り最大4.1Gbpsを実現。
また、NTTドコモの5G人口カバー率は2023年3月末時点で83.5%。総務省発表データより。
3、ソフトバンクの5G通信エリア
・・・ソフトバンクは2020年3月27日に5Gサービス提供を開始。ソフトバンクは5G開始当初では高速通信を実現できる「ミリ波帯」を利用していない為、通信速度は下り最大2Gbpsからのスタート。
また、ソフトバンクの5G人口カバー率は2023年3月末時点で96.8%。総務省発表データより。
4、楽天モバイルの5G通信エリア
・・・楽天モバイルは2020年6月頃に大手3社より少し遅れて5Gサービス提供を開始。2024年度中に基盤展開率56.1%の予定となっています。
また、楽天モバイルの5G人口カバー率は2023年3月末時点で50.6%。総務省発表データより。