光回線の種類・特徴一覧2024年

2024年9月17日

管理人タク

こんにちは、タクです。
こちらの記事では光回線の種類と特徴を分かりやすく一覧にしてみました。

現在光回線は大きく上記4種類に分かれます。

それでは下記に詳細を解説していき、最後にまとめとニーズ別おすすめをご紹介します。

1、NTT光コラボ(ドコモ光,ソフトバンク光・・他)

・プロバイダの選択肢が豊富

NTT光コラボレーション(以下光コラボ)は多くのプロバイダが参入しているため選択肢が非常に豊富です。光コラボ自体は500事業者以上から提供されているため500種類以上あることになります。ただしその中でも上記に挙げた主要10回線が光コラボの大半のシェアを占めます。ドコモ光は24プロバイダから選択可。それ以外は1回線=1プロバイダ。

ユーザーはこれらの中で自分のニーズやライフスタイルに合ったプロバイダを選ぶことができます。例えば、サポート体制が手厚いところ、月額料金が安いところ、または特定の付加サービス(クラウドサービス、セキュリティサービスなど)を重視しているなどプロバイダによってさまざまな特徴があります。

・新規向けキャンペーンが多い

光コラボはプロバイダごとに多くのシェアをとろうという競争が激しいため、初期費用の割引やキャッシュバック等の新規向けキャンペーンが頻繁に実施されています。これにより初期コストを極力抑えてサービスの利用を始めやすくしている点がユーザーにとって大きな魅力です。

・複数サービスの契約を一括管理できる

プロバイダや携帯電話会社などが光コラボ回線を提供する場合、ネット・電話・テレビ・モバイルの契約を一括で管理できる場合が多いです。これにより、複数サービスの請求をまとめることができ、管理が簡単になります。

・キャリア回線他はモバイルセット割がある

光コラボの中で特に選ばれているのは月額が安いものに加えてやはりモバイルセット割を用意している携帯キャリアの回線です。光コラボとスマホその他サービスを同一サービス元でまとめることでお得な割引を受けることができます。

・光コラボ間は乗り換えが簡単(事業者変更)

光コラボ回線同士の乗り換えは新規工事を必要としないため、事業者変更の手続きだけで簡単に乗り換えができます。でも1点これら乗り換えのデメリットとして挙げられるのが、事業者変更や転用(フレッツ光⇒光コラボ)の場合は新規契約時よりも特典内容が減る場合がある点です。キャッシュバック額減額など。

また、いくら簡単に乗り換えできるからといって短期間でいくつもの事業者変更を繰り返すようなことも個人としての信用問題につながりかねないので推奨しません。光回線の乗り換えは利用中何らかの不都合が起きた場合のリスクヘッジ程度に考えておきましょう。

・NTTフレッツ光と同じ(同等の通信品質・全国対応)

光コラボはNTTフレッツ光を使用しているため、通信品質も基本的にはフレッツ光と同等のものが期待できます。もちろんフレッツ光同様全国エリアに対応しています。ただし、実際は選んだプロバイダの所有するバックボーン回線の容量、接続方式、ユーザー数、設備の対応状況などによって実測値や安定性は変わってきます。

~NTT光コラボの注意点~
  • ドコモ光は24プロバイダから1社選択しなければならない
  • ・・・ドコモ光の場合、対応する24プロバイダから1社を選択することになります。同じドコモ光でも選ぶプロバイダによって実際の通信速度や安定性・月額(2通り)などが変わります。
  • 事業者によりサービス内容が異なる
  • ・・・NTT光コラボはドコモ光を除けば基本的に1回線=1プロバイダ事業者です。どこの回線(プロバイダ事業者)を選ぶかでサービス内容が異なります。具体的には実際の通信速度、提供するルーターの性能やセキュリティソフト、メールアドレス、サポートなどに大きな違いが出てきます。

2、独自回線(auひかり,NURO光)

・モバイルセット割がある

auひかりはau携帯とのセット割「auスマートバリュー」、NURO光の場合はソフトバンク携帯とのセット割「おうち割光セット」があります。ともにご利用プランにより毎月550or1,100円が携帯料金から割引されるものです。

・工事日調整の柔軟性

独自回線は工事のスケジュール調整において比較的柔軟な対応が可能です。フレッツ光はNTTのスケジュールに依存するため工事まで時間がかかることがありますが、独自回線はプロバイダ側での調整が可能なため、比較的早く工事できる場合が多いです。

・独自設備による高速通信

独自回線最大のメリットは通信速度が非常に高速であることです。特にNURO光は最大2Gbpsの超高速回線を提供しており、一般的な光コラボの1Gbpsを大きく上回ります。auひかりも最大1Gbpsのプランを提供しており、双方ともに独自設備の利用による安定した高速通信が好評となっています。

・新規向けキャンペーンが多い

auひかりやNURO光は、新規契約者向けのキャンペーンや特典が充実しています。例えば高額キャッシュバック、工事費の実質無料化はどちらでも提供されており、これによって初期費用を抑えつつサービスの利用を始めやすくなっています。

・NTTより利用者が少ない分回線混雑が少ない

独自回線は利用者の多いNTTのフレッツ光を利用した光コラボとは異なり、回線混雑が少ないというメリットがあります。フレッツ光は夜間や休日に回線が混み合って速度が低下することがある一方、独自回線はエリアが広い割に利用者が限られているため、比較的安定した速度を維持できます。

~独自回線の注意点~
  • 工事に時間がかかる
  • ・・・auひかりやNURO光の工事はともに通常「宅内」「屋外」の2段階で行われ、NURO光はそれが2日に分けて行われます。独自回線は工事日の調整自体は比較的しやすいものの、工事にかかる時間は他の種類の光回線よりも長くなることがあります。また、NURO光は障害物等で屋外工事がうまく進まない場合、結果として開通まで3か月以上かかることがあります。
  • 解約時の撤去費用がかかる(任意)
  • ・・・auひかりもNURO光も解約時に設備撤去する場合、万単位の撤去費用がかかります。どちらの回線も撤去するか否かは任意ですが、集合住宅の場合は退去時に大家さんから設備撤去を求められることがあるので注意が必要です。ちなみに光コラボの場合は基本解約時の設備撤去はNTTにより無料で行われます。
  • 集合住宅での利用に制約がある場合がある
  • ・・・auひかりやNURO光を集合住宅で利用しようとした時、回線自体が導入不可の建物であったり、マンションプラン適用不可(ホームプラン適用可)であったり、適用されるマンションプランが最大100Mbps等の低速プランであったりなど、いくつか制約があるケースがあります。

3、電力会社系光回線(コミュファ光,eo光・・他)

・新規向けキャンペーンが多い

電力会社系光回線は地域限定のため、限られた地域内でできるだけ多くのシェアをとろうと新規向けキャンペーンや特典が豊富に展開されています。主には独自回線と同じく、やはりキャッシュバックや工事費無料など初期費用を抑えられるものになっています。

・プロバイダ一体型プランが多い

電力会社系光回線はプロバイダと一体化したプラン・サービスが多いため、別途プロバイダを選ぶ手間が省けます。これにより契約手続きや月額料金の管理がシンプルになり、トータルコストが見えやすくなる利点があります。

・電気,auスマホとのセット割がある

電力会社のサービスと光回線をセット契約することで、電気料金の割引やポイント還元といった特典が提供されることがよくあります。反対に光回線のほうの月額料金が安くなるプランのあるところもあります。また、電力会社系光回線は5社全てauのセット割「auスマートバリュー」の対象回線となっています。

・各地方限定の地域密着型サービス

電力会社系の光回線は地域限定のため、地域ごとの特化したサービスが期待できます。地元の大手電力会社が運営しているため、エリア内でのサポートが手厚いことが多く、トラブルやサポートを受けたい時には迅速に対応してもらえることが多いです。

・独自インフラ利用で回線安定性が高い

電力会社系光回線は独自のインフラを持っているため、ユーザー数の多いNTT光コラボ等とは違って回線安定性が高いのが特徴です。電力会社が自社の電力網を利用して整備している場合が多く、光コラボなどに比べて通信品質が優れている場合があります。

~電力会社系光回線の注意点~
  • 提供エリアが限定されている
  • ・・・電力会社系光回線は地域限定回線です。このことにより起こりうる問題は契約時よりもむしろ解約時です。何らかの事情で契約期間中にエリア外への引越しを余儀なくされた場合当然解約する必要がでてきます。そうなった場合工事費残債や解約違約金、撤去費用などで想定外の出費となるケースがあります。また、各回線ともお得な割引プランを選択した場合は最低利用期間2年以上で設定されているケースが多いです。そのため、2年以内に引越しする可能性のある方は他の種類の回線を検討なさるのが良いでしょう。
  • 月額基本料金が高めの場合がある
  • ・・・電力会社系光回線は光コラボなどと比較すると月額基本料金がやや高い傾向にあります。電気やスマホとのセット割や、電話・テレビなどを含めたセットプランが適用されない場合、他の光回線に比べてコスパ面で劣る可能性があります。また、多くの場合初めの1~2年間にあたる割引期間が過ぎると月額は通常の基本料金に戻ってしまいます。ゆえに長期でお得に使いたい方ほど月額基本料金の安さが大事になってきます。

4、NTTフレッツ光

・ほぼ法人向け回線

フレッツ光は現在はほぼ法人向け回線といえます。理由としては、フレッツ光はプロバイダ料金を含めると個人向けとなる光コラボよりも月額料金が高くなる場合が多いこと。光電話や強固なセキュリティなど法人向けオプションが豊富なこと。お得な代理店キャッシュバックも法人向けに用意されていることなどが挙げられます。

・初期工事費がかかる

フレッツ光を新しく引く場合は16,500円~の回線工事費がかかります。

・光コラボより料金が高め

通信速度1Gbpsとなるフレッツ光ネクストの回線料金は集合住宅:月額3,575円~、戸建て:月額5,500円~。これに加えて別途プロバイダ料金が必要です。

・対応プロバイダ300社以上

フレッツ光は大小プロバイダ合わせ計300社以上に対応。この中からご自分に合うプロバイダを選択します。全国対応。

・光コラボへ簡単乗り換え可

フレッツ光が開通してのちは工事不要で光コラボへの簡単乗り換えが可能になります(転用)。その際NTT東西へ連絡し、「転用承諾番号」を取得して転用先となる光コラボ事業者へ提出します。

~NTTフレッツ光の注意点~
  • 個人が申し込んでもデメリット多し
  • ・・・現在NTTフレッツ光は月額面でもサービスの面でも申込時に受け取れる特典の面でも法人向け回線といえます。個人が申し込むのなら同じ回線サービスで月額がより安い光コラボのほうが推奨されます。
  • プロバイダ選びが重要
  • ・・・NTTフレッツ光は回線契約とは別にプロバイダも別途契約する必要があります。選ぶプロバイダによって料金はもちろん、実際の通信速度や回線安定性は大きく変わってきます。

5、まとめ

まとめです。

固定回線は大きく分けて光回線をメインに下記4通りに分けられます。

  • プロバイダの種類豊富かつ全国対応のNTT光コラボレーション
  • 独自設備でエリアの広い高速独自回線
  • 電気他サービスとのセットプランが魅力の電力会社系光回線
  • 法人向けのNTTフレッツ光

結論。おすすめとしては、通信速度や提供エリアの広さにこだわりたい方には光コラボか独自回線がおすすめです。

一方、電気やテレビ等のオプションサービスもお得に利用したい方には電力会社系光回線がおすすめとなります。

それでは今回はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました☺