auひかり5つのデメリット(注意点)

2023年7月1日

タク
IT管理人

こんにちは、タクです。
この記事では前回のauひかりメリットに続き、auひかりのデメリットについて詳細を解説していきます。以前auひかりを使ってた視点から正直に書き記しましたのでどうぞご覧ください。

auひかりのデメリットに関する詳細です。

▼auひかり5つのデメリット(注意点)
auひかりの写真
  1. 月額料金が高め。
  2. auひかりマンションは通信速度が遅いケースが多い。
  3. auひかりホームは解約時に撤去費用がかかる(救済あり)。
  4. auひかりの無線LANルーター(HGW)は別途レンタル料が必要。
  5. テレビサービスで地デジが観れない。

auひかり5つのデメリット

デメリット1)、月額料金が高め

auひかりのホーム・マンション各プランの月額基本料金は光回線業界の中で高いか安いか?

結論としては、「普通~高め」といったところです。

auひかりホームずっとギガ得プラン(3年契約)の場合、最大通信速度1Gbpsで1年目月額5,610円~というのはホーム(ファミリー)プランとしては業界標準的な料金と言えます。

大抵の方はauひかりホームを申し込む場合、このずっとギガ得プランで申し込みます。ちなみにauひかりホームには他に、2年契約となるギガ得プランや契約期間のない標準プラン(1か月ごとの自動更新)も用意されています。

ずっとギガ得プランは契約期間3年間の中で1年使うごとに月額が110円安くなってコスパがいいからです。僕もそちらのプランでした。また、auひかりホームではひかり電話も大抵の方が申し込むオプションです。

なぜならひかり電話を申し込まない場合、初期費用相当額割引サービス(工事費分割払い分[ネット分・電話分]を毎月同額割引するサービス)のうちの電話分が割引されないため、本来上記割引サービスにより無料となるはずの初期費用の一部(=ひかり電話の月額と同額)を毎月支払わなければなりません。

その結果、auひかりホームは例えひかり電話を申し込まなくとも月額料金は実はひかり電話を申し込んだ場合と同じになるのです。ゆえにどうせ同じ月額料金ならひかり電話も申し込まなきゃ損っ!となります。

「固定電話置いてない」「固定電話なんてあっても邪魔なだけ」って方以外は大抵ひかり電話も申し込むわけです。

一方、auひかりマンションのほうは、お住まいの物件ごとに導入タイプ(速度が遅い順にタイプV,都市機構,E,F,G,都市機構G,ミニギガ,ギガ)が違うことで料金もまちまちなので一概に高い安いは言えません。

しかしながらauひかりマンションは、費用対効果という意味でははっきり言わせていただくとどのタイプも料金が高いっ!その理由は下記「auひかりマンションは通信速度が遅いケースが多い。」へ。

デメリット2)、auひかりマンションは通信速度が遅いケースが多い

auひかりマンションは速度が遅いタイプ順に下記となります。

  • タイプV、都市機構・・・下り最大100Mbps、上り最大35Mbps
  • タイプE、タイプF・・・下り上りとも最大100Mbps
  • タイプG、都市機構G・・・下り最大664Mbps。上り最大166Mbps
  • ギガ、ミニギガ・・・下り上りとも最大1Gbps

業界標準速度といえる「最大1Gbps」はギガ・ミニギガの2タイプのみ。

しかもミニギガのほうは2020年頃にすでに新規導入が終了しており、その時点で導入済みの物件のみ現在も利用可。数はかなり少ないです。

また、マンションギガが導入されている物件に関してもその数は調べたところかなり少ないです。マンションギガの場合、大体は2010年以降に建てられた「高級マンション」という枠組みに入る物件に入っているだけです。

大抵の集合住宅物件に導入されているauひかりは、タイプV(最大100Mbps)・タイプG(最大664Mbps)。このどちらかが多いです。

そしてそれらタイプの中でも16契約以上入っている物件のお得プランA(2年契約)でようやく光回線マンションプランの業界標準といえる月額4,180円(税込・ネットのみ)。遅めの通信速度でこの月額基本料金ですからお世辞にもコスパがいいとは言えません。

しかしながら、それでもauひかりマンションは申し込む価値はあります。なぜならauひかりの場合、初回契約時に申込む窓口次第で5万円以上の高額キャッシュバックが受け取れるからです。

ただし金額や還元時期、手続き方法などは申込み窓口次第なので注意。還元時期は最短のところだと開通翌月末&開通4か月後、最長だと開通約1・2年後となります。このキャッシュバックと相殺することで初回契約期間(2年間)の実質的な月額料金は2,000円台もしくはそれ以下となります。

ゆえに最大100Mbpsなど遅めの通信速度でもいいという方であればauひかりマンションは充分に安く、申し込む価値はあります。

最大100Mbpsという速度は、SNSやYoutube動画視聴などする分には全く困らない充分に速い速度です。ネットゲームや高画質動画を視聴するような方に関しては、動画が途切れたりして不満となる可能性が高いためおすすめはしません。

auひかりマンションは、初回契約期間2年間が終わればギガ・ミニギガの方以外は解約しちゃいましょう。遅めの通信速度で業界標準以上の高い月額料金を支払っていくのは上記でも言いました通りコスパが悪いです。

下り1G出てもっと月額が安い光回線は他にありますからね。auひかりはホームマンションとも初回契約者のみ業界トップクラスの高額キャッシュバックを受け取れるからこそ申し込む価値があります。

また、2022年7月以降法改正により通信サービスの解約金上限が月額料金相当になったことで、解約金負担が以前と比べてずいぶん楽になりました。ゆえに今は初回契約期間内に解約する人も以前より増えているのではないかと思います。

初回契約期間内に解約することに関しては、そのことによって後々キャッシュバックの返金請求がくるようなことにならないよう気を付けておきたいところです。今は光回線の契約期間とは別に代理店キャッシュバック等の適用条件としてどこも最低1年程度の利用期間を設定していたりします。

もしその期間内に解約してしまうと、キャッシュバックしたお金返して!となってしまいます。最低でもキャッシュバックの適用条件に定められている最低利用期間だけは満たして解約するようにしましょう。

デメリット3)、auひかりホームは解約時に撤去費用がかかる(救済あり)

auひかりホームはサービス解約時に光ファイバー設備の撤去費用として31,680円がかかります。これかなり高額なのでなるべく負担したくないですよね。

そんな方への救済策として、今は多くの光回線で自社サービスへの乗り換え時に、こうした撤去費用を含む他社サービス解約時の解約違約金等の負担をキャッシュバックしてくれるサービスを実施しています。一般に「乗り換えサポート」などの名称です。

auひかり自体も「乗り換えスタートサポート」という名称でサービス提供しています。こうしたサービスを提供しているところを乗り換え先に選ぶことで、現在利用中のネット回線解約時に実質的な負担を背負わなくて済みます。

ただ一点、乗り換え先サービスによっては、定められているサポート上限額が大きく異なります。例えばauひかりの他社からのお乗り換え時のキャッシュバック額は最大30,000円(+上乗せあり)ほどですが、NURO光の場合は最大20,000円、ソフトバンク光の場合は最大100,000円‥と回線によりかなり開きがあります。

今は2022年7月頃の法改正により、それ以降に契約したサービスの解約時の違約金上限は月額料金ひと月分と決められていますので違約金負担は大幅に減りました。

しかしながら、その一方でこうした設備撤去費用や工事費残債などは未だ高額請求が残っています。ゆえにこうした各社の乗り換えサポートサービスをうまく使っていきたいですね。

デメリット4)、無線LANルーターはレンタル料がかかる

無線LANルーターを無料レンタルしてくれる光回線は多くありますが、auひかりの場合はauスマートバリュー適用の方のみ無料レンタル可。それ以外の方は有料レンタルです。

ちなみに代理店やプロバイダのauひかりページにはよく、auひかりの料金に関して「機器レンタル料込み」「機器レンタル料無料」などと書かれてますが、ここでいう「機器」というのはONU(回線終端装置)のこと。

ONUだけだと使えるのは有線LANケーブルによる接続(1本)のみです。これだけでは複数端末をネット接続したりWiFiを利用することはできません。

auひかりでWiFiを使っていくためには、auひかり公式のHGW(ホームゲートウェイ/通常月額550円)をレンタルするか、別途ご自分で無線LANルーターを用意する必要があります。

HGWというのは言ってみれば「光電話機能が付いた無線LANルーター」のことです。

一方、ご自分で無線LANルーターを用意する場合、Amazonや楽天市場などで回線対応製品を購入するのが一般的です。

もしくは申込み特典としてキャッシュバックの他に無線LANルーターをプレゼントしてくれるauひかり代理店もあります。そうした特典を利用するのもおすすめです。

デメリット5)、テレビサービスで地デジが観れない。

auひかりのテレビサービスは専門チャンネルのみ取り扱っており、実は地デジは視聴不可となっています。

ケーブルテレビが入っている集合住宅などの場合は光回線に頼らずとも地デジ視聴は問題なく可能ですが、もし光回線を利用してテレビサービスとともに地デジも視聴したい場合、auひかりではそれは不可能です。

もしauひかりを利用しながら地デジ放送も視聴したいという場合、auひかりとは別にNTT系列の光回線&フレッツテレビを契約するか、NTTのひかり電話ネクスト(月額2,750円~。別途工事費も必要)を契約するか、もしくは家電量販店などでテレビアンテナを購入して設置するかのいずれかとなります。

auひかりの主だったデメリットについては以上となります。

auひかりのお申込みをお考えの方はこちら>>auひかり代理店の比較・おすすめ窓口3社|全14社比較表

それでは今回はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました('◇’)ゞ